こんにちは!クリスマスは田舎で両親と過ごした中村久美恵です。
涙の数だけ強くなる、という歌詞が何かの歌でありましたが。。。
ここに引っ越してきてすぐの頃、仲良くなったご近所さんがいました。お互いに東京に住んでいたことがあり、動物が好きな者同士ということもあって、いろんな話をするようになりました。
ある時、BHSヒーリングってどんなことするの?という質問の流れから、何も知らない彼女に無料でヒーリングを受けてもらうことになりました。(私はその時、まだヒーリングスクールの学生でした。)好奇心旺盛な彼女は、「行く、行く♪」とノリノリでした。
いつも通り準備して、問診をして、マッサージベッドに寝てもらいました。ヒーリングが進んで、上半身あたりに来たときだったでしょうか、彼女のほほに涙がひとすじ落ちました。
あれ・・・。
・・・また、ひとすじ。
・・・また、ひとすじ。
私には彼女の心の底に、たくさんの涙がたまっているのがわかりました。ティッシュでそっと涙を拭きながら、
「泣いていいんですよ。」
と言うと、彼女は嗚咽(おえつ)をあげながら、泣き始めました。何かの糸が切れたように彼女は泣き続け、それは、しばらくの間、続きました。
やがて落ち着いてくると、彼女は
- 今まで泣いてこなかったこと
- 泣くのは負けだ、と思っていたこと
- むかし飼っていた愛犬が亡くなったことで、今も自分を責めていること
- ご主人の前で泣いたことがないこと
- 子どもの頃、いじめられていたこと
数年後に会った彼女は驚くほど変わっていました。驚くほど強くなっていて、逞しさ(たくましさ)も同時に感じました。持病は進行しているにもかかわらず、です。
以前は周囲を気にしながら、相手がどう考えているかをおどおどしながら探っている、という感じだったのに、大変な変化。いったい何があったのか、と聞いてみると、
「うーん。。。あの時、カウンセリングしてもらって、泣いたからかな。」
と彼女が言いました。
へえ、数年前のことなのに?と疑問に思った私は、
「あの時、涙があふれてきた一番のきっかけは何だったんですか?」
と質問しました。
あー、あれね、と思い出しながら、
「泣いてもいい、って言われたことがなかったから…。」
と照れながら彼女が言いました。結局、泣くだけ泣いたらスッキリして、あれから変わったのよ~…という話でした。
私のひと言はきっかけに過ぎません。彼女自身が自分に「泣いてもいい」と許可したから、彼女は変わったのです。
でも、こういう時です、この仕事に進んで良かった~♡と感謝するのは。(まぁ、あの時はまだ学生でしたが。)相手がどう変化するのか、あるいはしないのか、まったくわからないままに、その瞬間にどっぷりとつかって(グラウンディング、センタリングして)相手と同じ場所にいる。ただ、それだけなのに、そうすることのパワフルさを思い知らされるのです。
自分のすべてで存在する、ってやつです。
これこそが、私の存在意義だ、と嬉しくもなります♡何になりたいのか、ではなくて、どう生きたいのか。私はこう生きたいんだ、と改めて思うのです。
彼女が変化した背景には、彼女の中にあった「判断基準」が変わったことにあります。それは、いろんな言葉で表現されます。
- 自分らしさ
- 自分に素直
- 自分軸
- 内に秘めたパワー
- 思考力
- 決断力
- 自分が許可する
- 責任を持つ
- 結果を受け止める
- 内面の権威(インナーオーソリティ)
- 精神的な自立
- アサーティブ
- 自分志向
- 自己主張
- リラックス
何十年も見ないふりをしてきた感情のふたを開けたことによって、感じてもらった悲しみたちが「満足~~♡」と解放された結果、彼女はうんと前向きに、うんと楽に、そしてうんと強くなりました。
今はもう、あの頃が信じられない、という彼女。ご主人にも言いたい放題になって、案外仲良くしているようです。(笑)
あなたがもし、悲しみや自分に対する罪悪感や怒りを抱えているなら、新年に持ち越すのはやめませんか?今ここで、つらい感情を抱え続けることをやめよう、と自分に許可しませんか?
今年もありがとうございました☆彡
中村久美恵