2014/12/18

もし会えたら



マロンが亡くなって3か月が経った。
毎月、23日を前にすると心が痛む。
同時に、自分のエゴについて感じずにはいられない。

何もしたくなくて、ある日、
DVDを借りてみた。

海外ドラマを見ているうちに、ふと、
英語の勉強になるなぁ、と気づく。

イギリス英語もアメリカ英語も、
ドラマから日常会話を知ることができる。

Sherlockはとてもよくできたドラマだった。
世界中で人気のわけがわかる。

見逃していた映画もたくさん見た。
その都度、映画を通して
心に響くメッセージが届いた。

映画に使われていた音楽も
気に入ったものをダウンロードした。

ああ、自分は芸術が好きだったのだ、と
改めて思い出す。

映画を見たり、
音楽を聴いたり、
舞台を鑑賞したり、
写真を撮ったり。

誰かの評価を気にせずに、
ただ楽しむことを忘れていたことに
気づかされる。

リラックスしているつもりで、
何時になったら何をしなくちゃ、と
予定を立てている自分に気づく。

「保証は何もない」。
スーパーバイザーが言ってくれた言葉だ。

夫婦関係も、
親子関係も、
恋人同士も、
友人関係も、
コンパニオン・アニマルも。

幸せが永遠に続くという保証は
どこにも、何もない。

なのに、人は「関係」を求め続ける。
なんて勇気がある動物なんだろう。

マロンを亡くしてからは、
人と関わるのはとても辛かった。

スーパーバイザーは
「たっぷり時間を取りなさい」、と
勧めてくれた。

そして、好きな人たちと距離を置くことは、
お互いを守るためだった。

悲嘆を奥底に抱えている人を
100%そのままの状態で
受け入れられる人は限られる。
悲嘆は瞬間的に伝染するからだ。

その瞬間、人はこう言う。
「元気をだしてね。」
「だいじょうぶ、乗り越えられるから。」

けれど、自分で悲劇を乗り越えた人たちは違う。
何も言わない。
黙って、ただ、そばにいて、
そして共感してくれる。

縁があって家に来た
4匹の猫たちは
決してマロンの代わりではない。
マロンの代わりは、どこにもいない。

それでも、時々涙する私のそばにきて
頬を流れる涙に興味を示して
「だいじょうぶ?」と心配してくれる。

マロンはこの子たちを
決していじめたりしなかった。
生きていたら、きっと、
迷惑そうな顔をしながらも
優しく接していただろう。

マロン、会ったら、その
ふかふかの体を
しっかりと抱きしめたい。






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【自己紹介】 中村久美恵 BBSH2011年卒業BHSプラクティショナー💖動物が大好きなエネルギーヒーラーです💛犬2匹猫30匹をお看取りした経験から、ペットロスのヒーリングサポートをしています。  こんにちは、中村久美恵です^^  今日は2023年12月29日に掲載した情報の...