2014/04/02

愛情の深さ。

うちの愛犬には数ヶ月前から、猫のお友だちがいます。


証拠写真その1 ↓     

おばちゃん、誰? 
ベランダでセコムしている愛犬の横にいつもやってくる、黒ちゃん。
足先だけ靴下を履いたように白いので、勝手に「足袋ちゃん」とか「ちび黒ちゃん」とか呼んでいます。

黒ちゃんにはお兄ちゃんがいたのですが、昨年の11月9日に交通事故にあってしまい、残念ながら妹を残して天国へ行ってしまいました。

黒ちゃんはとっても怖がりで、お兄ちゃんにベッタリだったのですが、それ以来ひとりぽっちです。

お兄ちゃんが亡くなってから1ヶ月くらいは、毎日毎日お兄ちゃんを探して鳴き続けていました。

猫はメスが母親からテリトリーを受け継いでいき、オスは近親相姦を避けるために遠くへお嫁さん探しの旅にでます。繁殖シーズンに入ると、オスがいなくなったり、飼い猫でも外へ出すと迷子になるのはそのためです。


証拠写真その2 ↓
このおばちゃん、知ってるニャ?
黒ちゃんのお兄ちゃんはとっても頭が良くて、私と愛犬がいじわるしないことをすぐに察知し、逆に仲良くなろうとよく甘えてきました。大きな生き物と仲良くなっておくと、他の猫からいじめられることが減るからです。

お兄ちゃんが愛犬に甘える姿を見ていた黒ちゃんは、一人になって以来、愛犬に甘えてくるようになりました。

身体をこすりつけたり、匂いをかいだり、鼻の横あたりを舐めてあげたりしながら、他のメス猫にいじめられないように、「あたし、強い犬と仲良しなのよ」と他の猫に見せつけていました。「なるほど~」と感心します。

黒ちゃんはお腹空かせてないのかなあ、と不思議に思っていると、黒ちゃんのお父さん(白と茶色のトラ猫。お母さんは黒白。)がひょっこりやってきます。優しい声で「どこにいるニャ~?」と言うと、黒ちゃんは嬉しそうに急いでお父さんに挨拶に行きます。

オス猫はあちこち見回り(?)しながら、それぞれの場所でメスとこどもがご飯にありついているかどうかを確認します。もしお腹を空かせていると、ご飯がある場所を教えてあげたり、優しい人間だとわかっている場合は「こいつらにご飯くださいニャ~!」と催促します。

愛犬の残したご飯を分けてあげると、まず、オス猫が少し食べます。味見というより、毒味?お腹が空いていても、美味しいご飯でも、決して、全部は食べません。必ず、「食べていいニャ。」とメスとこども猫にご飯をゆずります。

野良猫のお父さんの愛情深さに感心しながら、トコトコと次の場所に歩いていく後ろ姿を見送りました。きっと、次の場所でも、彼を頼りにしている猫たちがいるのでしょう。

野良猫は糞害や赤ちゃんを産む、などの理由から嫌われます。(エジプト時代は神様だったのに~)えさやり禁止、と大声で言うおじいちゃんもいれば、毎日お弁当の残りをあげるひとり暮らしのおばあちゃんもいます。

何が正しいのかはわかりませんが、自分の良心だけは見失いたくない、と思います。


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本日のメッセージ

【自己紹介】 中村久美恵 BBSH2011年卒業BHSプラクティショナー💖動物が大好きなエネルギーヒーラーです💛犬2匹猫30匹をお看取りした経験から、ペットロスのヒーリングサポートをしています。こんにちは、中村久美恵です^^ 今日もあなたが目覚めるメッセージ♡お届けします。 ...