2012/10/08

犬を飼うこと(2)

犬を飼う家族とその経済状況は様々です。そんな中で、考えさせられたことがありました。

ある一人暮らしの男性(60代くらい?)は20年以上、大型犬から小型犬まで、いろんな犬を飼ってきました。ご飯も、缶詰やレトルトに加え、手作りご飯もしょっちゅう与えて、とても可愛がっていました。

ところがある日、足に痛みやしびれを感じるようになってきました。原因は不明です。犬はまだ若く、(人間でいうと24歳くらい)散歩のときも元気いっぱいに引っ張ります。

子犬のときからのしつけが大事なのは言うまでもないのですが、子犬のときにはとても可愛いので、しつけが出来ない人が多いのも事実です。(私の愛犬は既に4歳ですが、あの無垢な表情を見ると、つい甘やかしたくなってしまいます。)

さあ、あなたならどうしますか?

犬のお散歩代行業者を頼みますか?関東では30分2,500円くらいとインターネットで見たことがあります。経済的余裕があり、代行業者の人たちが本当に犬が好きな、責任感ある人たちなら良い方法です。

近所の人にお願いしますか?毎日の事だから、ご近所の人に助けをもとめるのも良いことです。お礼に何かちょっとしたものを差し上げると、あとあとの近所付き合いもスムースにいくかもしれません。

問題は、困っている本人が「助けが必要だ」ということを世間に知らせることが出来ない「心の状態」にある場合です。例えば、「他人様に迷惑をかけるなんて、申し訳ない」(ご年配の方には、まだこういう方が多いです)とか、「自分はまだ頑張れるから大丈夫」と無理をしてしまうとか。男性は後者のタイプでした。

人生を「成功か失敗か?」で見ている人にはこういうことが起こりえます。人生は常に二者選択だからです。白か黒か?できるか、できないか?ゼロか100か?こういう人生が疲れることは言うまでもありません。

人生には白も黒も、出来るときも、できないときもあります。ゼロのときも、100のときもあって、どちらかだけというのはあり得ません。私たちには晴れの日も、曇りも、雨も必要です。今この瞬間、負けのように感じられても、長い目で見れば、大したことはないのです。

もし貴方のご近所にこういう方がいて、助けてあげたいな、と思ったら、ちょっと智慧と優しさを働かせるだけで、行動に移すことができます。

まず、何気なさを装うこと(笑)。「あなたは出来ないから、手伝ってあげますよ!」という姿勢は一切見せないことです。なぜなら、相手はできない、って思われたくないからです。

次に、「一緒に行こう」と誘います。そして犬があなたになついているなら、リードを持ってあげましょう。相手が「自分が持つ」と言ったなら、「たまには私が」とリードを死守します(笑)これで相手は、リードがない散歩がどれくらい楽なものか、自分で体験することができます。

あきらめずに、何度も訪ねていると、きっと相手も「がんばらなくてもいい」ということを感じるようになってきます。これは相手にとって大きな進歩です!いつもできなくてもいいんだ、と思えることは本当に大事なんです。

体調が悪いから、足腰が痛いから、病気だから、と飼っている犬の散歩をあきらめないでください。彼らにとって散歩は大事な外界とのコミュニケーションの時間です。

もし、あなたが何かに困っていたら、ぜひ、そのことを発信する勇気を発揮してください。それが犬の散歩なら、あなたの勇気のおかげで、あなた自身は「楽をする」という経験ができるし、あなたの犬も散歩に行けるという恩恵にあずかれます。求めよ、さらば与えられん、です。



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【自己紹介】 中村久美恵 BBSH2011年卒業BHSプラクティショナー💖動物が大好きなエネルギーヒーラーです💛犬2匹猫30匹をお看取りした経験から、ペットロスのヒーリングサポートをしています。こんにちは、中村久美恵です^^ 今日もあなたが目覚めるメッセージ♡お届けします。 ...