2012/04/26

言葉に出す

言葉に出して、何かを伝える。一見、当たり前ですよね。そう、この「当たり前」の部分に鍵が隠されています。当たり前だから、言葉に出さずともすむ、ということなのです。

家族を例にとってみましょう。家族の誰かが、あなたを車に乗せて、ショッピングセンターに連れて行ってくれたとしましょう。「ありがとう」と言いますか?それとも黙ったまま、車を降りますか?良い、悪い、という話をしたいわけではありません。

「家族なんだから、当然じゃない?わざわざ口に出して言うこと?」というご意見もあるでしょう。または「親しき仲にも礼儀あり。たとえ家族であっても、きちんと感謝の気持ちを表現すべき。」というご意見もあるでしょう。

当たり前のことに感謝する。3.11の震災後、よく目にした言葉です。何でもない今日、家族に感謝していることを伝えることは尊いことです。被災地で働いていたボランティアの男性に、年老いた女性が言ったそうです、「あなたたちは本当によくやってくれる。でもね、モノじゃないのよ。」(http://blog.goo.ne.jp/cheapdust/e/768944be6fa5d0cbc1c053f46b8e8978)この女性は災害当日の朝、喧嘩してしまった夫にいままで「愛している」と伝えていなかったことを悔やんでいました。その日に限って喧嘩してしまったのだそうです。

船井幸雄さんがツイッターで(船井幸雄bot)、人は一人では何かを成し遂げることはできない、誰かの助けが必要になるということがわかったなら、自然と周囲の人を大切にするだろう、と書いていました。ああ、そうだなあ、と思うと同時に、それにはまず、「自分にはできないことがある」と認める勇気が必要だとも思いました。

自分に出来ないことがある、と認めることは、助けを受け取る準備ができたということです。大げさなことだけではなく、単に今はできない、今回は無理、というものも含みます。

自分と周囲の人たちとの人間関係は、「自分だけでは出来ない。でも、やりたいことがある。そのためには。。。」と考えると、自然と感謝に満ち溢れたものになるでしょう。あなたがそれで損をすることはまず、ないはずです。

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【自己紹介】 中村久美恵 BBSH2011年卒業BHSプラクティショナー💖動物が大好きなエネルギーヒーラーです💛犬2匹猫30匹をお看取りした経験から、ペットロスのヒーリングサポートをしています。こんにちは、中村久美恵です^^ 今日もあなたが目覚めるメッセージ♡お届けします。 ...